このほど閉幕した第9回世界都市競争力国際フォーラムが発表した研究成果によると、中国は世界人材総合競争力ランキングで25位、人材総合競争力指数は0.327ポイントだった。同じくアジア地域のシンガポールと日本の後塵を拝したが、ランク入りした58カ国の中では中くらいのレベルにあるといえる。環球網が伝えた。
同ランキングの1位は米国で同指数は0.550ポイントだった。2位はシンガポール、3位はスイス、4位はデンマーク、5位は日本となっている。
ある専門家の分析によると、中国の経済規模は世界トップレベルにあるが、一人あたり平均経済レベルはなお世界の中-下レベルにとどまり、これが中国の人材環境競争力指数が相対的に低いことの根本的な原因となっている。このほか中国では人材開発競争力が目立って不足しており、専利(特許、実用新案、意匠)や著作権でも劣勢にある。人材革新競争力世界一は日本で、中国は21位だ。指標の分析からわかることは、中国の専利をめぐる競争力は日本と大きな開きがあるということだ。よって中国は専利の競争力を向上させて、国全体の革新能力を高めるために努力する必要があるといえる。
「人民網日本語版」2010年6月30日