『中国証券報』
国務院:企業再編の推進に対する資本市場の役割を十分に発揮
中国国務院の温家宝総理は6月30日、国務院常務会議を召集し、企業の吸収合併・再編の促進について検討した。また、中央企業に対する監督調査、国有企業監査役会の活動状況報告を聴取し、『自然災害救助条例(草案)』を審議、原則的に採択した。
評論:賃上げは「中国製造」のモデル転換とレベルアップに差し支えない
今年に入り、中国国内の一部の大手製造企業は次々と賃上げを行っている。北京や上海、浙江、海南、陝西など20以上の省も最低給与レベルを引き上げた。『中国証券報』は、賃上げは一つの風潮となり、中国の労働力コストが上昇したことを示すと考える。しかし、中国の「製造業大国」という優位を変えることは中期的には難しい。また、中国は構造調整、モデルチェンジの促進に力を入れており、中国の工業経済は単純な大規模化から付加価値の上昇への戦略的な転換期に入ろうとしている。賃上げは「中国製造」レベルアップの促進剤とも言える。