日本国債の買い増し 中国外貨資産多元化への試み?

日本国債の買い増し 中国外貨資産多元化への試み?。

タグ: 日本 国債 中国 外貨資産

発信時間: 2010-07-07 18:10:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

かねてより、中国の2兆4200億ドルに及ぶ膨大な外貨準備資産の配分について、具体的なデータが公表されたことはない。現在、経済学者の間では、中国の外貨準備に占める米ドル資産の割合は65%から70%ということで見方が一致している。中国社会保障基金の戴相竜理事長が中国人民銀行(中央銀行)の刊行物「中国金融」で指摘したところによると、米ドル建て資産が外貨準備に占める割合は60%を超えている可能性がある。また米ドルの下落が中国の外貨準備の価値低下のリスクを増大させているという。

孫主任によると、日本国債の収益率は低いが、相対的に安定しているといえるので、一定量の日本国債買い増しは外貨準備を分散するための一つの試みといえる。だが資産の流動性と安定性から出発すれば、米国債が引き続き最善の選択だ。今後も中国の外貨準備の主な買い増しの対象はやはり米国債になるとみられる。

また一方で、日本が発表したデータによると、中国が買い増した日本国債は短期国債が中心で、中・長期のものは少ない。中国の国家外匯管理局は6日、責任ある長期的投資家として、中国の外貨準備は投資の分散化という原則を常に堅持すること、また欧州市場は過去から現在、そして未来も、外貨準備の主要投資市場の一つであり続けることを改めて強調した。

「人民網日本語版」2010年7月7日

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