中国人民銀行(中央銀行)は、相互貿易と直接投資を促進するため、同行とシンガポールの金融管理局は23日、北京で通貨スワップ協定に調印したと発表した。
同スワップ協定の規模は1500億人民元(300億シンガポールドル)で、有効期間は3年となっている。
通貨スワップとは、外貨が不足する緊急状況で、相手国に自国通貨を預託し、相手国の通貨やドルを融通してもらう契約を指す。
2008年に国際金融危機が発生して以来、中国は相次いで韓国、香港、マレーシア、ベラルーシ、インドネシア、アルゼンチン、アイスランドの7つの国・地域と通貨スワップ協定を結んでいる。人民元国際化の足取りが加速しつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月26日