「天津の目標は、中国北方地域の経済の中心にふさわしい金融サービス体系と金融改革イノベーション基地を建設すること。このような位置づけは北京や上海、深センとの直接的な競争にはならない。天津が金融改革イノベーションと金融業の発展を進める中で天津の特徴を形成し、北京や上海、深センとともに前進し、金融市場の重要な一部になることを望んでいる」と、天津市の崔津渡副市長は公の場で何度も述べている。
また、「金融企業、金融サービス、金融市場、金融自由化などの重大改革において、原則的には天津浜海新区でまず試行できる。これは国務院が天津に与えた重要任務だ」と、崔津渡副市長は話す。天津浜海新区の金融改革イノベーションの重要な一部として、于家堡金融区の開発と建設、外資企業誘致と外資導入などは順調に進んでいる。現在の同区の登録企業数は65社、登録資本額は165億元で、ファンド、信託、保険、取引所など多くの分野に及び、すでに「中国金融改革イノベーション」の集積効果が現れ始めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月26日