4大特区設置30周年、今後の展望は

4大特区設置30周年、今後の展望は。

タグ: 4大特区 30周年

発信時間: 2010-08-04 17:26:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年8月26日、深セン、珠海、汕頭(スワトウ)、厦門(アモイ)の4つの経済特区が設置30周年を迎える。これまでの30年間、特区、とりわけ深セン経済特区の建設者たちは、果敢に試行するという革新精神を発揚し、大胆に開拓し、積極的に挑戦し、社会主義市場経済体制の構築や近代化建設などの面で熱心に探索してきた。また、中国全土の改革開放と中国の特色ある社会主義の道に貴重な経験を蓄積し、成功の模範を示して、特区の精神、特区の経験、特区の速度、特区の効果は大いに世界を驚かせた。

30年前と比べると、特区の各方面の環境や条件、任務には大きな変化が生じている。次の30年、モデルケース及び先駆者としての使命をどのように担っていくかは、科学的発展の道を実現するための、真剣に考えなければならない重大な課題である。

「5つの転換」の実現と「5つの機能区」「2つの基地」の建設に力を入れる(中国体制改革研究会副会長、広東省体制改革研究会会長 黄挺氏)

特区の今後の改革と発展の全体構想は、一つの目標を定め、「6つの面」から戦略的措置を講じて、「5つの転換」の実現、「5つの機能区」「2つの重要基地」の建設を推進し、特区を中国の特色ある社会主義の実践の模範区にすることである。

特区の今後の改革と発展の全体目標は、①経済、政治、社会、文化体制が「四位一体」となった連動式総合改革を深め、完全な中国の特色ある社会主義制度モデルを確立する、②世界に向かって全方位的に開放し、国際化及び深センと香港、珠海とマカオの経済一体化を実現する、③科学的発展観を率先して実践し、革新・発展の道を絶えず探索し、科学的発展モデルを創出する、④社会主義近代化を率先して実現することである。最終的に、特区を「経済が発展し、政治が民主的で、法制が健全で、社会の調和がとれ、文化が繁栄し、体制が完全で、環境が美しく、人々が幸福に暮らせる」中国の特色ある社会主義模範区にする。

深セン特区は、深センと香港がともに建設した「前海深港現代服務業合作区」を突破口として、香港の経済・社会管理モデルを全面的に参考にし、総合改革のテスト地という重任をよりいっそう負う。全力をもって香港との協力を強化し、深セン・香港の経済一体化を実現すると同時に、世界に向かって、革新の中心、金融の中心、貿易の中心、水上運輸の中心としての地位を強固にし、中国経済の中心都市、国際的な大都市となって、中国の特色ある社会主義の探索に豊かな経験を創出し、その手本となる。

珠海特区は、社会体制改革を率先して推進し、サービス業の発展規模と水準を全面的に高め、広東・香港・マカオを結ぶ「粤港澳大橋」の建設チャンスを十分に利用するとともに、横琴島を珠海・マカオ一体化の突破口とし、広東・香港・マカオの経済、文化、社会の全面的な結びつきと緊密な協力の中で、特区発展の新しいモデル、分野を絶えず探索・形成し、珠海の経済や社会の大発展を推進する。

 

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