またロビーは非常に豪華な内装で、壁にはクラシックな窓の格子の造形がはめ込まれ、上部の四角の装飾には24Kの金箔が施されている。また4つの水晶灯はチェコから輸入された品ということで、とてもぜいたくな雰囲気を味わえる。
国貿3期は安全性に徹底にこだわり、米国で発生した同時多発テロのあとには、衝突に耐えられる能力や防火レベルの向上のために設計が手直しされた。このビルの関係者は「世界貿易センタービルは鋼鉄だったため、航空機が衝突した時に鋼鉄が高温で溶けてビルが早く倒れてしまった。それを教訓に国貿3期は、主な梁の回りを強化や断熱効果があるコンクリートで包み、ほかの梁は防火塗料を塗った。これで高温で燃焼した場合でも、ビルがすぐに倒れることはない」と説明する。
国貿3期には、14階、28階、39階、54階、73階に避難所が設けられており、大火災の時には3時間耐えられる設計だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月5日