珠江デルタの一体化計画が発表

珠江デルタの一体化計画が発表。

タグ: 中国 珠江 計画

発信時間: 2010-08-16 18:31:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広東省はこのほど、珠江デルタの9市におけるインフラ、産業分布、基本的な公共サービス、都市・農村計画、環境保護--を一体化する「5つの一体化」計画を発表した。広東省は同計画に基づき、1兆9767億元を投資して、交通・エネルギー・水利・情報化の4カテゴリーに関わる重大プロジェクト約150項目を建設していく。短期的な計画目標は2012年には実現し、長期目標では、2020年には珠江デルタの「5つの一体化」が初歩的に実現する計画だ。「人民日報」が伝えた。

広東省珠江デルタには広州、深セン、仏山、東莞、中山、珠海、江門、恵州、肇慶の9市が含まれ、面積は約4万平方キロメートル、人口は4200万人で、経済総量は全国の約10%を占める。

計画に基づき、広東省は珠江デルタの9市における情報サービス料の改革を積極的に推進していく。通信料に関しては、今年末までに、各都市のモバイル料金において格差が比較的大きいプリペイドセット料金を調整していく。

また、2012年1月までに、広州・仏山間のモバイル通話において、長距離料金とローミング費用を撤廃するほか、各経済圏内の固定電話の通話料を、区間内の通話料と同じレベルにまで下げる。これにより、広州・仏山、中山・珠海・江門、深セン・東莞・恵州の通話料金一体化を目指す。

このほか、2015年1月までに、珠江デルタ内のモバイル通話において、長距離料金とローミング費用を完全に撤廃し、固定電話の長距離料金も、区間内の通話料と同レベルに下げ、珠江デルタ内の通信費の一体化を目指す。

また、計画によると、珠江デルタの9市では2020年までに、公共教育、公共衛生、公共文化・スポーツ、公共交通、生活保障、住宅保障、就業保障、医療保障、生態・環境・現代サービス業など、10大一体化基本公共サービスが受けられるようになる。

公共交通機関で使えるICカードを例にとると、計画では、各都市間の交通ICカードシステムを統合し、関連の技術標準を開発し、都市間の公共交通の相互接続を推進していく。地級以上の都市で交通ICカードを統合し、統一規格のプラットフォームを打ちたて、省全体で統一して決済できるようにする。

「人民網日本語版」2010年8月16日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。