ヘッジファンド大手・米ブラックストーン(百仕通)は23日、不動産投資大手の香港鷹君集団(グレートイーグル)への巨額投資を決定したことを明らかにした。投資資金は、グレートイーグルが昨年買収した大連の土地開発に運用され、高級ホテル・マンションが建設される。世界最大のヘッジファンドがこれを機会に中国住宅市場に参入することとなった。中国高級住宅市場に対する外資の関心は、最近ますます高まっている。「国際金融報」が伝えた。
ブラックストーンが対中投資に乗り出したのは2007年だった。同社は翌2008年6月、中国不動産プロジェクトに初めて投資、10億1700万元で上海長寿商業広場の株式90%を買収した。その後チャンスを待つこと2年、今回、中国ハイエンド住宅市場への参入を果たした。
国内外メディアによると、ブラックストーンは、グレートイーグルの遼寧省大連市の住宅開発プロジェクトへの資金援助に同意、同地に新築マンション1千棟以上を建設する計画という。また、客室数400以上のホテルも数期に分けて建設する。双方はしかし、投資額や投資回数など、詳細に関しては公表していない。今回のプロジェクト建設地は、大連市東港区人民路の東側にある、面積28万6千平方メートルの「東港区C04」区画。