中国銀行の日本円の売却価格が27日、100円=8.0913元を記録した。昨年12月31日の最終価格は100円=7.3782元だった。つまり、人民元で10万円を購入する場合、昨年末なら7378.2元で事足りたのが、今月28日には8091.3元が必要になり、713.1元余計にかかるようになったということだ。中新網が伝えた。
日本政府が打ち出した中国人観光客向けの短期観光ビザ(査証)の発給要件緩和を受けて、かねてより日本に行きたいと考えていた王さんは、この8月末についに東京に行くことができた。だが銀行で日本円に両替しようとすると、必要な人民元が思っていたよりもかなり多くなっていることに気づいた。
ある統計によると、年初以来、北京・日本間の往復航空券が20%から30%値上がりし、日本団体ツアーの平均価格も25-30%値上がりした。ある分析によると、円高により、現在日本を訪れている観光客の買い物に必要な費用が増えるだけでなく、今後数カ月間は中国の各旅行社が企画するツアーの価格が全体的に値上がりすることが予想されるという。