みずほコーポレート銀行は2010年9月6日-9月10日、中国向け金融セミナーである「みずほファイナンスセミナー」(MFS: Mizuho Finance Seminar)を開催した。同セミナーでは、中国の金融・産業界の優秀な人材を日本に招き、日本の経済、産業、金融マーケットに関する講義や工場見学などを実施した。
みずほコーポレート銀行は1979年以降、同種の金融セミナーを毎年開催、すでに31年を迎えている。同行が開催する一連の金融セミナーの卒業生はすでに1千人を超え、中国の金融界を中心とする人材育成に多大な貢献をしている。
セミナー参加者からは「清掃工場や火力発電所などの見学ができ参考になった。日本は環境保護・省エネルギーの分野で本当に進んでいる。セミナーを通して学んだことは今後の仕事に大いに役立つ」との声が非常に多くあった。
またセミナー期間中に誕生日を迎える参加者がいたため、同行のスタッフが気を利かせて歓送会に誕生日ケーキを用意。参加者が一緒になり中国語や日本語で「ハッピーバースデートゥーユー」を歌うといった和やかな一幕も見られた。
みずほフィナンシャルグループは、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の統合により2002年4月に設立された世界有数の金融グループ。みずほコーポレート銀行は、同グループの中心的銀行として、主に「大企業取引」と「国際業務」を担っている。同行は中国を国際業務の重点地域として位置づけ、1981年に中国進出を開始。2007年6月には邦銀第1号となる現地法人である「みずほコーポレート銀行(中国)」を設立した。同中国現地法人は、中国における邦銀最大規模の拠点網(上海本店、8支店、1出張所の10営業拠点)を有し、年内に蘇州支店も開業する予定だ。
「人民網日本語版」2010年9月13日