成思危氏
「持続可能な発展の推進」をテーマとする2010夏季ダボス会議は、13日から15日まで天津で開催されている。
全国人民代表大会常務委員会の元副委員長、民主建国会中央委員会の元主席、著名経済学者の成思危氏は、ダボス会議で記者の取材に応えた際、中国経済は今年穏やかなインフレ局面を迎え、通年のCPIは5%に達するとの見方を示した。
7月と8月の経済データでは、中国のCPIは上昇し続けている。成思危氏は、CPIの上昇傾向は年内続くと見込んでいる。
また、四半期データで中国のGDPが日本を超えたことについて、「これに大きな意義はない。どのようにして1人当たりGDP を高めるかを政府は考慮すべき」と、成思危は話した。
年内の金利引き上げの可能性について成思危氏は、「総体的に言えば、利上げはやらざるを得ないことだが、さまざまな要素を考慮する必要もある。物価水準だけでなく、通貨供給などの要素も総合的に分析し判断すべき」との考えを述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月15日