パイプラインは2009年4月27日にロシアで着工し、同年5月18日に中国国内で建設を開始した。
中国石油天然気集団(ペトロチャイナ)の関係責任者は、「中ロ石油パイプラインの稼動により、中国の石油輸送と供給の手段は多様化し、ロシアも石油輸出の多様化を実現できる」と話す。現在、ロシアのエネルギー供給先はヨーロッパに集中しており、ヨーロッパへの石油輸送量は年間1億2000万から1億3000万トンに達する。中国の石油輸入量は年間2億トン弱で、1500万トンの輸送量は中国の石油輸入量の7.5%に相当する。
中ロ石油パイプライン、中亜天然ガスパイプライン、中国・ミャンマー天然ガスパイプライン、マラッカ海峡の石油海上輸送路は、中国の4大エネルギー輸入ルートとされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月28日