北京汽車股フン有限公司(北京汽車株式有限公司 以下、北汽股フン)が28日午前、正式に創立された。これに伴い、北京汽車工業控股有限責任公司が北京汽車集団(以下、北汽集団)と改名された。
北汽集団は、2015年までに世界の自動車メーカーのトップ15に入り、世界500強企業に名を連ねることを目標に掲げている。同日、集団の新しい統一ブランドロゴが発表され、北汽集団は新たなブランド戦略時代への幕を開いた。「北京青年報」が伝えた。
計画によると、北汽股フンは今後、サーブ・オートモービル(SAAB)技術を基礎とする自社ブランドのセダンとオフロード車を筆頭に、▽豊富な乗用車製品ライン▽完備された産業チェーン▽合理的な企業構造▽効果的な管理▽高い収益能力▽核心的な競争能力--を持ち、市場において自社ブランド乗用車の影響力を誇る企業を目指し、発展していく。初の自社ブランド車種となるセダン「C301」とオフロード車「B40」は今年ラインオフし、来年発売される見込み。
北汽股フンは6つの株主から構成される。うち、北汽集団が持株率51%で筆頭株主となっているほか、首鋼股フン有限公司が18.31%で第2の株主、続いて北京市国有資産経営有限公司、現代創新控股公司、北京能源投資有限公司がそれぞれ13.18%、7.75%、4.76%となっている。また、北京市国有資産監督管理委員会(国資委)直属の投資・融資プラットフォームである北京国有資本経営管理センターの持株率が5%となっている。