中国政府網が18日に掲載した「戦略性新興産業の育成・発展加速に関する国務院の決定(以下、同文書)」によると、中国は今後20年間をかけて、省エネ・環境保護、次世代情報技術など7大戦略性新興産業の全体的なイノベーション能力と産業発展レベルを世界トップレベルにまで高め、経済社会の持続可能な発展に向けて強力なサポートを提供していく。
同文書は、戦略性新興産業の特徴に基づき、中国の国情と科学技術・産業の基礎に立脚した上で、現段階では▽省エネ・環境保護▽次世代情報技術▽バイオ▽ハイエンド設備製造▽新エネルギー▽新材料▽新エネルギー自動車--などの産業を重点的に育成・発展させていくことを指摘した。
同文書が掲げた目標によると、2015年までに、中国の戦略性新興産業が健全な発展と調和の取れた推進を遂げるための基本的構造を形作り、産業構造のアップグレードに向けた推進作用を大きく強めていく。また、戦略性新興産業の付加価値がGDPに占める割合は8%前後を目指す。