中国国家統計局は21日、1~9月期のマクロ経済データを発表した。
発表によると、1~9月期の国内総生産(GDP)は26兆8660億元で、不変価格で計算すると、前年同期比で10.6%増。四半期別で見ると、第1四半期のGDP成長率は同11.9%、第2四半期は同10.3%、第3四半期は同9.6%だった。第3四半期の伸び率鈍化は比較対象となる昨年の基数が高かったことが主因。
産業別で見ると、第一次産業の増加額は2兆5600億元で同4.0%増、第二次産業の増加額は12兆9325億元で同12.6%増、第三次産業の増加額は11兆3735亿元で同9.5%増。
消費者物価指数(CPI)
1~9月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2.9%上昇した。そのうち、都市部は2.8%の上昇、農村部は3.1%の上昇だった。食品価格は6.1%上昇した。
また、9月のCPIは前年同月比で3.6%上昇し、単月CPI上昇率で1年11カ月ぶりの最高水準となった。8月は3.5%の上昇だった。