重点2
経済構造の調整で重大な進歩を遂げる
原文
住民消費率を高め、サービス業の割合と都市化レベルを高め、都市・農村部の地域発展の協調性を強める。経済成長の科学技術のウェートを高め、エネルギー原単位と二酸化炭素排出量を大幅に低下させ、主要汚染物の排出総量を大幅に減らし、生態環境の質を改善する。
分析
汪玉凱教授は、『提案』は科学発展をテーマとし、発展モデルを転換し、かつてない高度な部分に触れていると分析する。「十二・五」の全提案を見ると、モデル転換をメインに進められることがわかる。
低コスト輸出の戦略、ローエンド産業が主導する経済構造、資源と環境の不可変的な要素、労働の所得分配に占める割合の持続的な低下、甚だしく不公平な所得分配が引き起こす社会問題により、過去の発展モデルを継続するのは難しい。今必要なのは、過ぎた苦しみから教訓を汲み取り、経済発展モデルの転換を決意し、持続可能な発展を本当の意味で実現することで、資源や環境に一生懸命になることではない。