2009年に中国では1364万台の自動車が生産・販売され、中国は米国を抜き世界一の自動車市場に成長した。今年1-9月の自動車生産・販売台数は昨年の年間水準に迫り、通年では1700万台を突破することが予想される。「人民日報」海外版が伝えた。
第11次五カ年計画(2006-2010年)期間中、個人での乗用車保有台数は06年の2333万台から、09年は4575万台へと急速に増加し、マイカーの夢をかなえた人がますます増えている。
▽消費概念に質的変化
自動車の世帯での保有率が上昇するのにともない、人々の自動車消費概念にも変化が生じている。
たとえば「個性的」という言葉を口にする自動車消費者がますます増えている。自動車のカラーに製品の個性やオーナーの嗜好を反映させることを重視する人が多くなった。消費者はもはやハイクラスの価格帯を追求せず、ミドル・ロークラス価格帯の製品を選ぶ傾向にある。「2010年哈爾濱(ハルビン)市自動車市場消費調査報告」によると、あらゆる自動車ニーズの中で、ロークラス価格帯の自家用車ニーズが占める割合が最も高く、54.4%に達する。次に多いのはミドルクラス価格帯の自家用車ニーズで29.4%占め、ハイクラス車のニーズが相対的に低くなっているという。