▽主役は新エネルギー自動車
世帯での自動車保有台数の増加は、関連の社会問題をもたらしもした。環境保護部のまとめたデータによると、自動車の排気ガスが一部の都市で大気汚染の主な原因となっている。また交通渋滞やエネルギー消費の多さも人々の生活を脅かし、北京、広州、南京などの都市では出勤ラッシュ時には最長5時間も渋滞が続くという。
ある統計によると、中国の自動車消費者は、購入後に実際に運転する時間が他国に並べてかなり長い。日本や米国などの普及率が高い国では、ラッシュ時に車で出勤するという人は少なく、これは渋滞の緩和に効果があるという。
ある業界関係者によると、今後は新エネルギー自動車が発展の中心になるという。今年6月には上海、長春、深セン、広州、合肥の5都市で、個人による新エネルギー自動車購入のモデル事業がスタートし、純電動乗用車には最高6万元の補助金が支給されることになった。中国汽車(自動車)工程学会の付于武・常務副理事長(秘書長を兼任)によると、未来の消費者には、純電気自動車や充電式のプラグインハイブリッドカーを購入すると、車両購置税、車船税などが免除される可能性があり、省エネ自動車は必ず売れ筋商品になるという。
「人民網日本語版」2010年11月1日