世界銀行と中国国際金融公司が4日に共同で発表した「2011年ビジネス環境報告」によると、世界の各経済体が過去5年間に行った国内企業に向けてのビジネス環境の改善で、中国は最もペースが早い15の経済体の一つに選ばれた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同報告は世界銀行と同公司が毎年発表しているもので、今年で8回目になる。同報告によると、中国は過去5年間に、企業運営をより迅速なものにする14件の政策改革を行い、対象分野は同報告が検討の対象とする9分野に及んだ。
同報告によると、2009年から2010年にかけて、中国は企業所得税の控除基準を統一し、増値税(付加価値税)を生産型から消費型に転換し、企業の税務処理負担を軽減させた。09-10年は納税関連の改善で世界7位になっている。
また同報告によると、05年以来、世界の経済体の85%が1511件の商業政策改革を通じて、本国企業により迅速な運営環境を提供している。うち中国は貿易貸出の管理制度の緩和、企業所得税率の25%への引き下げ、新しい労働法規の制定など14の政策改革を行った。