「2020:中国と世界の新紀元」をテーマにしたフォーラムが11日、上海で開催され、吉利グループの李書福総裁は、吉利とボルボは別々の発展の道を歩んでそれぞれのブランドを作るとし、ボルボの中国工場開設については、現在、研究中であり政府の認可が必要だと述べた。
ボルボの中国の工場について李書福総裁は「吉利はボルボが中国に工場を開設し、生産を始めることを非常に望んでいる。しかしボルボには自身のビジネス計画があり、吉利が勝手に決めることはできない。それに中国政府の認可も必要だ。そのため長期にわたる計画や研究、協調、批准、検討を経なければならない」と説明する。
その他にも李総裁は、ボルトとは一部の問題で確かに認識の違いがあると率直に語っている。ボルボは西側企業として、小型、省エネ、環境にやさしい車の生産が今の世界の自動車産業の方向だと考えているが、李総裁は、中国の市場に適するのは大排気量車だと見ている。そんな吉利だが、ボルボの核心的な価値理念と優秀な企業文化は尊重すると表明しており、李総裁は「時が経つにつれて、徐々に協調できるだろう」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月12日