中国は2011年、世界銀行が行う国際比較プログラム(ICP)に初めて参加することがわかった。これにより、中国の国内総生産(GDP)は購買力平価(PPP )で計算され、世界の国々との比較が可能になる。
国家統計局、財政部、国家発展改革委員会など10の部からなる中国国際比較プログラム部局間チームがこのほど発足された。国家統計局の馬建堂局長と財政部の李勇副部長が共同でチームリーダーを務める。
購買力平価(Purchasing Power Parity:略称PPP)とは、一国の通貨と他国の通貨との換算比率の一種で、それぞれの通貨の購買力(買える財やサービスの量)が等しくなるように計算して求められる。しかし、この理論的な為替レートは実質為替レートと大きく異なる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月16日