中国の工学アカデミー「中国工程院」の会員、王夢恕氏はこのほど、中国昆明市(雲南省)とミャンマー最大の都市ヤンゴンを結ぶ高速鉄道の建設プロジェクトがすでに議事日程に入っており、早ければ2カ月以内に着工するとの見通しを明らかにした。同鉄道は周辺各国に延長される予定で、中国と東南アジア諸国を結ぶ主要な交通ルートになるとみられる。北京中国紙、経済日報のウェブサイト「中国経済網」が伝えた。
中国雲南省の省都昆明市を起点とし、ミャンマー最大の都市ヤンゴンを終点とする同鉄道の総延長は1920キロ、運行速度は時速170-200キロになるという。王氏は、中国西南地区とカンボジアを結ぶ高速鉄道の事前調査が進められているほか、雲南省とラオスの首都ヴィエンチャンを結ぶ高速鉄道の敷設も計画されていると明らかにした。