国家質量監督検験検疫総局(質検総局)と国家標準化管理委員会の承認を受けて、2011年1月1日から、星の数でホテルのランクを示す星級評価の新国家基準「ホテル星級の区分と評定」が施行される。また同日より国内約1万4千軒の星級ホテルを対象に、新たな星級評価とその確認作業が行われる。「人民日報」海外版が伝えた。
国家観光局監督管理司の李任シ司長が13日に行われた記者会見で述べたところによると、2011年版の星級基準には主に次の5つ特徴があるという。
(1)必要項目を強調
客室をホテルの中心と位置づけ、客室の快適度に関して際だった要求をうち出している。
(2)グリーン・環境保護を強調
星一級から星五級まで、各ホテルに対して適切な省エネ・汚染物質排出削減プランを制定し、これを実施するよう要求する一方、歯磨き粉、歯ブラシ、スリッパ、入浴剤、シャンプーなどのアメニティ用品に対する硬直的な要求を取り消す。
(3)緊急事態への対応を強調
星一級から星五級まで、すべてのホテルに対して火災など6種類の突発的事態に対処するための緊急対応マニュアル制定を義務づける
(4)ソフト面でのサービスを強調
ソフト面でのサービスの評価基準の客観性を高める。
(5)特色ある経営を強調
各星級ホテルがそれぞれに特色を備え、他のホテルとは一線を画する方向へと発展するように誘導する。
このほか、新基準では小規模の超豪華ホテルが星五級の評価を直接申請することが可能になるという。(編集KS)
*シ:「草冠」に「止」
「人民網日本語版」2010年12月14日