中央経済活動会議が12月10日から12日まで北京で開かれた。会議では当面の国内外の経済情勢が分析され、マクロ調整の目標や財政・通貨政策、民生、改革、対外経済協力など、関心の高い来年の経済活動の6大主要任務が決定した。
来年の経済活動の6大主要任務は以下の通り。
1. マクロ調整を強化、改善し、経済の安定かつ健全な動きを維持する。
来年のマクロ経済政策の基本的な方向は積極的・着実、慎重・柔軟で、物価水準の安定をさらに高い位置に置く。積極的な財政政策を引き続き実施し、財政収入の安定した増加を維持し、一般歳出を減らす。穏健通貨政策を実施し、貸付資金を実体経済、特に三農(農業、農村、農民)と中小企業にさらに多く投じる。人民元為替レート形成メカニズムを改善し、人民元為替レートが合理的水準で安定するよう維持する。
2. 現代農業の発展を推進し、農産品の有効供給を確保する。
農業に関する政策を強化し、農業生産への補助金を増やし、穀倉地帯への投下や利益補償を増やし、農村のインフラ建設を強化し、耕地の質を高める。農業の発展モデルの転換を加速化し、農業生産・経営の専門化、標準化、規模化、集約化を促進する。
3. 経済構造の戦略的な調整を加速化し、経済発展の協調性と競争力を高める。
投資構造の合理化を重点にし、投資の質と効果を高める。需要構造を調整、合理化し、消費によるけん引力を強め、住民の消費能力の向上や消費条件の改善、新たな消費先の育成を重点的に行う。