最近、成長を続ける中小企業が中国経済の新たな成長点となっており、。雇用圧力を緩和する基礎的なパワーともなっている。中小企業の実際の金融ニーズや金融をめぐるサービスの現状を深く理解するために、香港上海銀行はこのほどヤフーと阿里巴巴のネットワークを通じて、全国規模で中小企業の金融サービスに関するニーズの調査研究を行った。オンラインでの3週間に及ぶ調査で、中小企業の管理職1763人が各企業を代表して回答を寄せた。企業のタイプは、製造型、貿易企業型、プライベートエクイティティ・ベンチャー投資、生産・貿易型外資系投資企業など。新華社が伝えた。
調査対象となった企業の規模をみると中小企業が中心で、売上高では3千万元以上2億元未満が54.1%を占め、2億元を超える企業は5%にとどまった。また84.6%が国境を越えた貿易業務を行っていると答えた。
調査の結果から、中小企業は銀行業務、現金の流通管理、資産管理計画、国際貿易業務の総合的情報などでの知識や経験が不足しており、国際業務に関する金融支援が早急に必要だということがわかった。中小企業の30.2%が金融商品への理解不足が、銀行取引で遭遇する最大の困難だとしており、このことが適切な金融サービスを利用して金融面での苦境を回避したり解決したりすることを相当程度疎外しているという。