国際市場の開拓過程で、中小企業の金融ニーズがますます多様化しており、中小企業は銀行から全方位的な金融支援を受けることを希望している。銀行から最も受けたい専門的なコンサルティングサービスは、企業の資産管理、現金の流通管理、財務状況の評価の3点に集中している。
中小企業は各企業の状況に対応した「個性化したオーダーメードの金融プラン」を求めている。中小企業の50.8%が銀行の画一的なサービスに不満を表明し、回答企業の半数近くが方向性をもった解決プランのないことが、銀行とやりとりする過程で出会う最大の困難だとの見方を示している。また銀行のオーダーメードの金融プランがほしいとする企業は6割を超えた。
同行の専門家によると、こうした調査結果から、中小企業の多様化した金融ニーズが銀行のサービスにより高い要求をうち出しており、顧客サービス担当者に優れた金融のプロとしての素質、関連業界の知識、強い専門家チームの支援を求めるだけでなく、銀行自身に広い世界的なネットワークと豊富な国際金融の経験を求め、企業が国際業務の中で回転を速め、効率を高めるのをサポートするよう求めていることがわかる。
ある専門家によると、大陸部中小企業はアジア地域で最も競争力を備えた代表的存在になりつつあるが、極めて限定的な金融資源がその急速な成長を制約するボトルネックの一つともなっているという。
「人民網日本語版」2010年12月16日