『21世紀経済報道』は20日、複数の商業銀行支店のスタッフの話として、いくつかの銀行支店が17日前後に、銀監局(中国銀行業監督管理委員会所轄の下級機関)から月末まで人民元建て固定資産貸付を一時停止するよう指示を受けたことを伝えた。
「企業の回転資金関連の貸付やプライベートローンは勝手に停止できないため、固定資産貸付が標的となった」と、ある銀行株式制銀行の貸付管理部の責任者は話す。監管管理機関が固定資産貸付の停止を指示したのは、年末にかけて一部の銀行支店の貸付が再び膨張することを防ぐためだとされている。実際、11月末現在の今年の人民元新規貸付額はすでに7兆4700億元に達し、国の年間貸付限度額7兆5000億元まであとわずかとなっている。
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は16日、個人と企業の正常な貸付需要を満たし、特に建設中プロジェクトや企業が必要とする正常な流動資金、プライベートローン関連のニーズ及びその他の日常の金融サービスを確保することを前提に、貸付リスクに関してより慎重かつ厳格な管理を行うよう商業銀行に求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月21日