中国はぜいたく品市場の成長が最も早い国となり、これにともなってますます多くのぜいたく品が中国市場に投入され、中国の消費者を意識した製品がうち出されるようになってている。たとえばフランスの高級皮革ブランド・エルメスは中国風の味付けをした中国向け新ブランドをうち出した。イタリアの高級車フェラーリは中国伝統の青花磁器をモチーフにしたスポーツカーを売り出した。対外経貿大学ぜいたく品研究センターの朱明侠主任は、このほど北京で開催された2011年中国ぜいたく品市場発展情勢サミットフォーラムで、現在、中国は米国を抜いて世界2位のぜいたく品消費国となっており、今後3年で日本を抜いて世界一になることが予想されると述べた。「北京晨報」が伝えた。
西側市場の低迷にともない、ぜいたく品ブランドの多くが中国に照準を合わせるようになった。昨年、世界のぜいたく品売上高は前年比8%低下したが、中国での売上高は1556億元に達して、同12%増加した。
世界のぜいたく品ブランドは最近、中国での出店ペースを目立って加速させている。あるアナリストの指摘によると、1990年から2010年までの20年間がぜいたく品産業の中国進出のテスト期間だったとすれば、2011年からの10年間は真の意味で進出を果たす期間になる。同
大党委員会の王玲書記によると、ここ3年で中国はぜいたく品消費市場の成長が最も早い国となり、西側のぜいたく品生産は中国人の審美眼に焦点を当てて設計されるようになった。今後5年間で、中国ぜいたく品消費市場はより急速な発展を遂げる見込みだという。
「人民網日本語版」2010年12月22日