西蔵(チベット)自治区政府のパドマ・チョリン主席はこのほど、西蔵林芝(ニンティ)で開かれた自治区経済工作会議で、今年の地域総生産(GRP)が前年比12.2%増の506億元(約6300億円)に達し、18年連続の2けた成長となったと明らかにした。中国国営の新華社通信が伝えた。
西蔵の産業別の付加価値額は今年、第1次産業が68億元(約850円)(前年比3.3%増)、第2次産業が163億元(約2千億円)(同14.8%増)、第3次産業は275億元(約3400億円)(12.6%増)となった。貿易総額は75%増、観光者数は21.6%増、地方財源は20%増。社会全体の固定資産投資は16%増、社会消費財の小売総額は18.1%増となった。
チベットに投資される国家予算は253億元(約3200億円)となり、前年より20.5%増加、過去最高を更新した。社会全体の固定資産投資は440億元(約5500億円)(16%増)。国が1300億元(約1兆6千億円)以上を投資する「第12次五カ年計画」(2011-2015)関連の重点プロジェクト188件は全て着工され、うち109件がすでに完成している。
西蔵の農牧民一人当たりの純年間所得は今年、3990元(約5万円)に達し、前年より13%増加、8年連続の2けた成長を実現した。
「人民網日本語版」2010年12月27日