ソファー、クローゼット、エアコン、テレビなどを完備した「高級ソフトベッド」車両。

　来年1月11日から上海と重慶、成都間で高速豪華寝台列車の運行が始まる。国内最高級の寝台車両を採用し、「ソフトベッド」車両には各寝台にビデオシステムを設置、「高級ソフトベッド」車両には小型会議室も用意している。最も高額な成都-上海間の「高級ソフトベッド」車両の料金は2330元。五つ星ホテルに匹敵する価格だが、これでも3割引の価格だ。「国際金融報」が伝えた。

　長江デルタ地区で働く四川、重慶籍出身の多数の労働者が毎年春節（旧正月）の特別運行期に上海から成都、重慶方面へ帰郷するため、臨時列車を多く運行しても、乗車券が手に入りにくい状況が続いている。現在、上海から成都、重慶方面へは高速列車が多く運行しているが、比較的安価な「ソフトシート」は122席しかなく、専門家は需要と供給の深刻なアンバランスを指摘している。

　「人民網日本語版」2010年12月29日