『中国証券報』
人民銀、通貨政策ツールの改革を推進
中国人民銀行は近ごろ、通貨政策ツールの改革の推進に力を入れている。消息筋によると、人民銀は差別的な預金準備率の算出方法を制定し、2011年から各銀行に対し月ごとに算出し、差別的な預金準備率を実施することがわかった。商業銀行については、業務構造の調整にまだ時間がかかるため、1-9月は段階的に実施する。そのほか、人民銀は超額預金準備率(法定準備率を超えた準備預金の預金に占める比率)を引き下げ、支出費用を減らす方針だという。
人民元の対ドルレート、10営業日続けて上昇
2011年最初の営業日となった3日、人民元の対ドルレートは10営業日目の上昇となり、2005年の為替改革後の最高値を更新した。アナリストは、米ドルの段階的な下落や輸入型インフレの抑制などの要素は人民元の上昇を後押しし、人民元の上昇は一定期間続くと予想している。