中国人民銀行(中央銀行)が5~6日に北京で開いた2011年活動会議で、物価安定化を当面と今後一時期の主要任務とすることが決定された。
会議は、物価総水準の安定化を金融マクロ調整に関する取り組みでより突出した位置に置き、金融マクロ調整の的確性を高め、流動性管理を効率的に行い、通貨供給を適切に抑えることで物価の急速な上昇を食い止めると強調した。
中央銀行は、国の経済構造調整の中で、通貨・付け政策による先導的役割を発揮し、内需の拡大(特に住民の消費需要の拡大)、産業構造の合理化、地域の協調発展と都市化建設、省エネ・環境保護、生態系建設、気候変動対策などを重点に支援を強化する。
また、金利自由化と人民元為替レート形成メカニズムの改革を進め、資本項目における人民元自由交換プロセスの加速化をはかり、中国の金融分野の対外開放を拡大するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月7日