変革の中で世界一を維持 2010年中国自動車市場分析(3)

変革の中で世界一を維持 2010年中国自動車市場分析(3)。

タグ: 中国 自動車 市場

発信時間: 2011-01-07 17:46:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

産業構造の変革が将来の自動車市場の方向性を示す

2010年を振り返れば、中国の自動車工業が新たな発展の道筋を見出したことが分かる。

政府の新エネルギー車発展政策の制定、電動自動車への積極的な支援、国営企業電動車連盟の成立に加え、新エネルギー車に関する研究開発と発展戦略を各大手メーカーが発表しており、2010年が中国における新エネルギー車元年となったことは疑う余地がない。

「国営企業電動車連盟」の設立大会では、完成車製造や部品、新エネルギー供給、関連施設の整備など新エネルギー車の発展に関わる各分野の国営企業が、初めて一同に集まり国内純電動車の発展戦略について協議した。これは、中国自動車産業が伝統エネルギー車を主流とする時代から新エネルギー車産時代へと転換する第一歩となったという意義がある。

批准段階に入った『省エネおよび新エネルギー車産業計画(2011~2020)』の中でも同様に、国内の新エネルギー車産業の発展に関し長期計画が掲げられており、政策支援のあり方や発展目標から実現方法まで詳細な説明がなされている。2020年までに国内の新エネルギー車産業は、比重の上からも産業化の規模という点からも国内自動車産業を変革させるだけの影響力を持つようになるだろう。

「回り込み追い越し」論は現実的でないとは言え、エネルギー危機という背景や省エネ・排気削減の需要、低炭素経済を求める趨勢のもと、新エネルギー車産業は国内自動車産業において不可逆的な趨勢となっている。2010年以降、中国自動車市場が生産販売世界一を維持していくのに新エネルギー車産業が大きな推進力となるのは間違いない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月7日

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