プライスウォーターハウスクーパース(PWC)は研究報告を発表し、日本の国内総生産(GDP)は2010年に中国に追い越されたのに続き、2011年にインドに追い越されるとの予測を出した。
PWCは、購買力平価(PPP)をもとに世界主要国のGDP規模を調整、計算し、インドの経済ガバナンスの向上に特に注目している。報告では、PPPをもとに計算すると、インドの今年のGDPは4兆4129億ドルになるが、日本のGDPはわずか4兆3223億ドルになり、2008年の世界金融危機により、世界経済の構図に歴史的な変化が起きたとしている。
報告ではまた、世界経済を今後リードする国について予測し、2017年に中国やインドをはじめとする7大新興国のGDP総和は西側の7大先進工業国の総和を超えるとした。2019年までに中国のGDPは米国を超え世界一になり、2047年にはインドも米国を超える見通し。また、2050年に日本のGDPは世界5位になり、上位4国は中国、インド、米国、ブラジルになると予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月10日