『上海証券報』
半年で11.5%のIPO株が公募価格割れ 高PERと無関係
林州重機と西泵股份は上場初日の11日、それぞれ16.36%と7.17%高で引けた。しかし、これで新株の公募価格割れによる市場の懸念を消し去ることはできない。創業板(新興企業向け市場)の安居宝は上場初日の7日に公募価格を割り、10日に中小企業ボードに上場した海立美達もそれに続いた。
易綱氏:通貨政策の効果発揮の余地は縮小している
米連邦準備制度理事会(FRB)が打ち出した量的緩和策第2弾(QE2)により世界の過剰流動性は深刻化し、大量の資金が中国を含む新興市場に流れ、人民元切り上げ、資産価格の上昇、インフレ率上昇の圧力がもたらされた。
これについて中国人民銀行副総裁、国家外為管理局局長の易綱氏は対策を打ち出し、「価格型ツールと数量型ツールを含む通貨政策の効果発揮の余地はますます狭まっており、内需拡大、構造調整、貿易黒字の減少、バランス促進が重要になる」と指摘した。