胡潤百富が11日に発表した「2011年の1千万富豪のブランド傾向報告」によると、資産1000万元以上の富裕層「千万富豪」の年間消費額は平均190万元、資産1億元以上の富裕層「億万富豪」の年間消費額は250万元だった。年間消費額が100-300万元の富豪は50%で昨年より11%高く、100万元以下は8%低い37%、300万元以上は3%低い13%となった。
2010年4月から11月にかけ、胡潤百富は個人資産が1000万元以上の中国の富裕層401人を訪ねて調査を行った。うち45人が資産1億元を超える。
人気の投資先は不動産
投資先では、やはり不動産が人気だ。調査対象者の3分の1以上が投資先に不動産を選んでおり、この比率は過去3年とも上昇している。中には四合院や古い一戸建て住宅に投資する「億万富豪」もいる。株式投資を選んだ富豪はわずか25%で、昨年より上昇したものの3年前の33%より低い。そのほか、芸術品や非上場会社に投資する富豪の割合も急増している。