中国之声「全国新聞聯播」が伝えたところによると、中国国家エネルギー局は13日、一般の疑問の声に対し「中国の稼動中の原子力発電の関連指標は世界先進レベルにあり、安全である」とした。
中国に稼動中の原子力発電ユニットは13基あり、建設中のユニットは28基で世界一の規模を誇る。2010年末現在、中国が認可した原子力発電ユニットは32基、設備容量は3486万キロワットとなっている。国家エネルギー局の張国宝局長は、原子力発電の発展の前提は安全を保障することだとし、昨年に大亜湾で発生した2件の事故について以下のように語った。
大亜湾原子力発電所で改修時、パイプにホウ素の結晶の付着と亀裂が見つかった。香港メディアはこれを大々的に報じ、大量の放射能が漏れたと伝えた。これに関しては、大気中の放射能の量に変化はなく、内部も国際基準の正常値内であったことを責任を持って言える。
中国の原子力発電所の安全レベルについては、稼動中の13基の原子力発電ユニットの関連指標は世界先進レベルにあり、いずれも安全だ。