中国移動通信集団公司の王建宙董事長(会長)が17日、香港の香港会展中心で行われた第4回アジア金融フォーラムで明らかにしたところによると、中国移動は今後、中国が主導する第4世代移動通信技術「LTE」を積極的に推進し、グローバル化を進める方針だという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
王董事長によると、データ業務の爆発的成長により、各国はLTE計画を前倒しでスタートしている。中国移動は中国が主導する独自規格「TD-LTE」技術を積極的に推進しており、占有する周波数帯域を節約できるのが同技術の優位点だ。
王董事長の説明によると、同技術は昨年開催された2010年中国(上海)万国博覧会(上海万博)でうち出され、各国の通信キャリアに好評をもって迎えられたもので、これまでに欧州、北米、アジア各国の通信キャリアが同技術利用の意向を示している。
今回のフォーラムは会期2日間で、世界の33カ国・地域から1600人を超える政府関係者、金融業関係者、ビジネス界の代表が参加した。
「人民網日本語版」2011年1月18日