「2011年度上海保険業情況報告会」が24日に開かれ、上海保監局の孫国棟党委員会書記と馬学平局長が昨年度の上海市の保険市場の発展を総括し、今年度の重点事業計画を報告した。孫書記は「上海に寄与する『2つのセンター』の建設が保険業の将来の取り組みの重点だ」と強調。「このため市の保険業は市政府と保険監督管理委員会の協力覚書の実行、および上海保険業改革革新3年行動計画と歩調を合わせていく。人保と太保は昨年上海に『船荷保険営業センター』を設立した。これも上海航運センターの建設に合わせたものだ」と指摘した。「国際金融報」が伝えた。
2010年度の上海市の保険業界の保険掛金収入は883億8600万元(前年度比32.89%増)。内訳は物保険が197億1800万元(同24.09%増)、人保険が686億6800万元(同35.67%増)だった。
馬局長によると、過去5年間で保険掛金収入の CAGR(年平均成長率)は21.51%に達した。リスク保障金額は22兆元から108兆元に増加、保険支社の資産規模は1385億元から2397億元に増加、機関主体は保険機関70社と保険仲介機関157社から保険機関115社と保険仲介機関302社に増加した。
また、上海では高齢化が進んでいるため、養老保険や健康保険の重要性が高まっている。上海の高齢者は昨年、総人口の23%を占める312万人に達した。2011年から2030年までに上海市の戸籍を持つ60歳以上の人口は年平均11万7800人増加し、561万2600人に達する見込みだ。
「人民網日本語版」2011年1月25日