5日間の日程で開かれる2011年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が今日、スイスのダボスで正式に開幕する。
世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長によると、今回のフォーラムには30名を越える国家首脳、1400名以上の商業界トップ、8名の中央銀行総裁が出席する。中国からは、陳徳銘(チェン・ダーミン)中国商務部長、中国投資有限責任公司の高西慶(ガオ・シーチン)総経理、中国銀行業監督管理委員会の劉明康(リュウ・ミンカン)主席などが出席。このほか、イギリスのキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領、ロシアのメドベージェフ大統領、メキシコのカルデロン大統領などの国家指導者が出席する。
「ニューリアリティーで共有される規範」が今年のテーマとなった。これは現在多くのリーダーが抱える最大の懸案事項、すなわち複雑性と相互関連性を増す世界で、共通の価値や理念の衰退が進む可能性を反映している。このテーマのもと、「ニューリアリティへの対応」「景気見通しと両立的な成長に向けた政策の定義」「G20の課題への支援」「リスク対応ネットワークの構築」という4つの議題が設定された。