世界経済の回復や、将来の世界の政治・経済構図の変動を考える上で、「中国」というキーワードが欠かせなくなっている。
金融危機以降、中国は世界の経済成長をけん引する重要な原動力となり、中国経済は世界経済の回復の鍵を握る存在となった。
今年の年次総会の第一回セッションは「中国についての洞察」と名付けられた。ダボス会議史上初の中国語によるセッションで、テーマは「中国大陸企業の未来」。このほか、ダボス会議期間中には、「中国が世界の貿易と成長に与える影響」「アフリカにおける中国」「中国の海外におけるイメージ」など、中国をテーマとした一連のディスカッションが行われる。また、中国中央電視台(CCTV)が主催する「中国の夕べ」という活動が行われるなど、中国はダボス会議における新たな見どころとなりそうだ。