世界の自動車史に詳しい人たちは、ここでどの5車種が挙げられるか想像できるだろう。これらはあまりにも有名で、抜きん出た特長で消費者から認められたと言うべきで、長い間人気を維持してきた。
世界の自動車の売上げは十数年、さらには数十年にわたって形成されたもので、それぞれ独自の強みを持っている。
売上げ1位 トヨタ・カローラ 販売台数2800万台超
カローラの販売の奇跡について話すと、心服せずにはいられず、しかし映画『頭文字D』に登場する藤原拓海が運転する「AE-86」は、実は中国で販売されているカローラのクラシックモデルだ。
トヨタは傘下のほぼ全シリーズを中国で国産化しており、ここから中国に対する誠意が読み取れる一方で、中国に対する欲望も垣間見ることができる。トヨタ車の中で、カローラは唯一売上げが悪くても、世代交代されても販売され続けている車種だ。