中国が1月に発表した2010年主要経済データによると、2010年中国のGDPは前年比10.3%増、39.7兆元を越え、金融危機以降、初となる2桁成長を達成した。この2桁の成長率は日本が42年守り続けた世界2位の座を奪い取るに充分であった。
管直人首相は昨日、世界経済フォーラムの創始者であるシュワブ氏の質問に対する回答の中で「中国が世界2位の経済体になったことは、非常にうれしい事である。中国の経済規模は大きく、国際的な責任もより大きくなる。中国にはこの責任を強く感じていただきたい」と述べた。
これを受け、陳徳銘(チェン・ダーミン)中国商務部長はインタビューで次のように述べた。「中国は国際的な責任を尽くす。最も重要なことは中国の事柄をしっかりと成し遂げ、13億人の発展問題を解決することである。13億人が『温飽』(最低限の生活水準)の問題を解決し、良好な教育を受け、健康な状態にあることは、間違いなく世界の安定に対する重大な貢献となる」