アメリカ財政省が4日に発表した『国際経済と為替レート政策報告書』によると、中国を含むアメリカの主な貿易パートナーは通貨為替操作を行っていないということである。
報告書によると、中国は去年6月から人民元為替レートの形成メカニズムの改革を推し進め、人民元対ドルの為替レートの切り上げを急いでおり、為替操作を行っていないということである。
さらに、「去年6月から今年1月27日までで、人民元対ドルの為替レートは3.7%切り上げられ、切り上げ幅は年間で計算すれば6%となった。一方、中国のインフレ率はアメリカを大きく上回ったため、人民元対ドルの実際切り上げ幅はさらに大きかった」とした。
これはオバマ政権が発表した4回目の『国際経済と為替レート政策報告書』であり、これまで提出された3回の報告でも、アメリカは貿易パートナーが通貨為替操作を行い、不公平な貿易メリットを得ていることは発見されなかったと評価している。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年2月5日