メディアが26日に伝えたところによると、レノボ・グループ(聯想)は現在NECとの間で、パソコン事業の合弁会社を設立する方向で交渉を進めているという。合弁会社はNECパーソナルプロダクツの生産拠点である山形県の工場を活用し、パソコンの生産を行っていく。国際金融報が伝えた。
関係者によると、レノボとNECの提携は主に、開発・生産・原材料調達の大規模な統合と規模の経済を通じ、HP(ヒューレット・パッカード)などのライバルに追いつくことが狙い。双方が提携すれば、現在のPC市場の構造が大きく変化することは間違いないだろう。市場調査機関IDCの統計によると、2010年第4四半期、レノボのPC市場シェアは10.4%で、HPの19.5%、Dellの12.1%、Acerの10.6%に続く4位だった。もしこれにNECのシェアを加えれば、レノボの市場シェアは世界3位となり、Dellとの差も1%以内に縮まることになる。