中国は今、世界最大のメガ都市建設を計画中だ。南方の珠江デルタ周辺の9都市を合併して、総面積1万6千平方キロメートルの都市を造る計画で、完成すれば英国の大ロンドン(都市部と近郊部からなる広域ロンドン地域。グレーターロンドン)26個分に相当し、ウェールズ2個分よりも大きな都市となる。オーストラリア紙「シドニーモーニングヘラルド」の26日付報道として、中国経済網が伝えた。
同紙の報道によると、まもなく誕生するこのメガ都市は中国の製造業や輸出加工業の中心となり、広州市と深セン市を一直線でつなぐものになるという。合併の対象になるのは仏山市、東莞市、中山市、珠海市、江門市、恵州市、肇慶市などだ。
世界では通常、人口が1千万人を超える都市をメガ都市と呼ぶ。中国のこのメガ都市の総人口は4200万人に達する見込みで、現在の世界最大のメガ都市である東京を追い抜く規模だ。