また同紙の報道によると、今後6年間に合併対象の9市の間で150件を超える大型インフラ建設プロジェクトが始まる予定で、交通、エネルギー、水道、通信・ブロードバンドなどの分野に2兆元を超える資金が投入される見込みだ。プロジェクトが完了すれば、9市間の連携はますます強まり、全体で一つの整った生活圏が形成されることになる。また広州市では香港に通じる高速鉄道を建設する計画もある。
このメガ都市計画をうち出した広東省都市・農村計画設計研究員の馬向明・総企画師は「この計画で構想するのは、都市間の融合が進み、住民がより自由に往来してさまざまな都市のリソースを共有できるようになることだ」と述べた。
馬氏はこのメガ都市計画にはまだ名前がないことを明らかにしつつ、「『大ロンドン』とか『大東京』といった呼び方にはおそらくならわない。9都市が一つに合併した後に、一つの明確な中心都市というものはなくなるからだ」と述べた。
「人民網日本語版」2011年1月27日