中国人民銀行(中央銀行)が26日に発表した2010年の金融機関による貸出金についての統計報告によると、昨年は主要金融機関、農村合作金融機関、城市信用合作社が貸し出した人民元建ての不動産関連ローンは2兆200億元に上り、年末の残高は前年末比27.5%増加し、増加率は前年末を10.6ポイント下回った。
うち土地開発をめぐる貸出金は1647億元増加し、年末の残高は同24.7%増加した。建築物開発をめぐる貸出金は4269億元増加し、年末の残高は同23%増加した。個人の住宅ローンが1兆4千億元増加し、年末の残高は同29.4%増加し、増加率は前年末を13.7ポイント下回った。
また、報告によると、昨年、中小企業への貸出金の伸びが大企業への貸出金の伸びを上回り、農村での貸出金の伸びがその他の貸出金の伸びを上回った。また中・西部地区での貸出金の伸びが東部地区での貸出金の伸びを上回った。昨年末時点の中部地区の貸出金残高の前年同期比増加率は東部地区を1.9ポイント上回り、西部地区の同増加率は東部地区を4.4ポイント上回った。
「人民網日本語版」2011年1月27日