中国商務部によると、2010年の中国と新興市場の双方貿易は好調な発展ぶりを見せ、中国は貿易パートナーの主な輸出市場になったということである。
統計によると、中国は日本、韓国、ASEAN(東南アジア諸国連合)、オーストラリア、南アフリカなどの国や地区の最大貿易パートナーと最大輸出先になったほか、EU(欧州連合)にとっても、第2位の貿易パートナーとなり、輸出規模も第2位となった。またアメリカにとっては、貿易パートナーとしては第2位、輸出先としては第3位となっている。
また、中国商務部の姚堅報道官はこのほど、「今年、中国の対外貿易は、世界経済の回復鈍化や、貿易摩擦の拡大の可能性、生産要素のコスト上昇など多くの試練にさらされているが、対外貿易の構造を見直し、その転換に力を入れ、対外貿易の均衡を守らなければならない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年2月5日